慶ちゃん。ママはいつだって慶ちゃんの一番のファンだからね

TBSドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』より、慶太ママことキムラ緑子さんのセリフ

春馬くんのドラマ、あっという間に終わっちゃいました。
まずは何よりも、松岡さんはじめ共演者の方々とスタッフの皆さんお疲れ様でした。突然俳優さんがいなくなって大変だっただろうに、よくぞまとめてくださいましたという思いです。

特に松岡さんは民放ゴールデンに連ドラ初主演で、特別な思いがあったに違いないのに、それが台無しになってしまったこと、春馬ファンとしてはもう申し訳ない気持ちでいっぱいです。もともと演技派の女優さんだとは思っていたけど、肝が据わったいい女優さんだなぁと感じました。松岡さんの今回の頑張り、きっとたくさんの人が評価していると思うので、間違いなく今後素晴らしい活躍をされる女優さんになるんじゃないかなと思います。本当に感謝です。

そして春馬君。やっぱりお芝居がうまい俳優さんだなって改めて感じました。表情がくるくる変わって慶太がとっても魅力的だった。4話にはもうほとんど出演していないかったんだけど、いないことで逆に春馬くんの存在感の濃さが露呈された感じでした。

そして、このドラマの春馬くんを見てなんか納得したの。やっぱり精神的なものだったのかなと。頑張ってたけど、すごく痩せ細ってて、いつもの春馬くんじゃなかった。そんな鬱っぽい状態でああいう明るい役をするのってしんどかったんじゃないかな?

しんどいけど現場に行ったら頑張って笑顔を見せる、だから周りには気づいてもらえない、また頑張り続ける、そしてどんどん悪化していって、ついに電池切れって感じだったのかなと思った。本当に悲劇だよね。頑張りすぎて誰も気づいてくれなくて、一人で亡くなって行ってしまって(泣)

今更いっても仕方のないことは十分わかっているけど、事務所の人はどうして気付いてサポート出来なかったんだろう?ってやりきれない気持ちになる。
だって去年のスケジュールとか異常だよ。
主演舞台を2本立て続け、連ドラ主演に歌手デビュー、歌番組出演、映画3本の撮影、せかほし収録、書籍日本製の取材。そんな状態で突然コロナ自粛生活、そしてまた過密スケジュール再開ってなったらメンタル壊れて当然だよ。

人はどうしても自分が納得したいがために、衝撃的な理由があってああいう亡くなり方になってしまったという方向に気持ちを向けたがるんだろうけど、色々とゲスい週刊誌に無いこと無いこと書かれているようなことじゃないと思うな。

微笑み鬱っていうのも目にしたけど、そういう病気だったんだと私は思うのです。もう憶測でしかないんだけど。。
だから生前の春馬くんに嘘はなかったと思う。あの笑顔も作ったものではなく本物だったと思うし、舞台への意欲も本物だったと思うんだ。

そうそう!親友の江幡睦さんが先月だったかな?インストに頂き物のぶどうをアップして、

「春馬とこのぶどうが美味しいって 来年は一緒に摘みに行こうって話してて、〇〇がそのぶどうを摘んで届けてくれました。春馬の生き方は本当に真っ直ぐで そんな生き方が沢山の素敵な人達を彼に引き寄せてた。そしてそんな方達を今もずっと繋げてくれている」

真っ直ぐな生き方だった、って親友の睦くんが言うんだから、嘘はなかったんだと思うな。本当にこの双子兄弟と春馬くんの関係性好きです。

そしてそして冒頭のセリフ。ドラマに戻りますが、緑子さんがハンガーにかけたジャケットの両袖を掴んで、とっても優しい愛情のこもった表情で言うセリフがグッと胸にきて涙しました。
緑子さんは『ちりとてちん』の時から大ファンだったので、今回の出演を知った時めちゃくちゃ嬉しかったんだよね!サムハイの時も春馬くんのお母さんだったし。緑子さんご自身のブログでも、春馬くんの名前こそ出さないけど、その失った辛さを何度か綴ってくれていて。「ずっと忘れないよ」って。忘れないであげて欲しいな。

カネ恋のプロデューサが最終回放映前に取材を受けている記事があって

松岡茉優“玲子”と三浦春馬“慶太”の恋の結末は!?東仲恵吾P「全⼒で紡ぎ上げた物語をみなさんに⾒届けていただきたい」<おカネの切れ目が恋のはじまり>(ザテレビジョン) - Yahoo!ニュース

「出演者の皆さん、もちろん役になりきって演じてくれましたが、一方で、役としてではない今の素直な気持ちも要所要所で垣間見えます」と語られているんですよね。
だから、「慶ちゃんの一番のファンだからね」っていうのは「春馬くんの一番のファンだからね」っていう意味も含まれているんだろうなと勝手に思っています。