言い訳をしようとすればいくらでもできる でもそれじゃ本当の自分の姿は見つからないんだよ

パラリンピック パラアーチェリー
マット・スタッツマン選手(アメリカ)の言葉

パラリンピックが始まってから色々とTVで見ているけど、本当に勇気を頂いています。すごいなーって素直に感動が湧いてくる。

そして、そういえばヒロトも昔、パラリンピックを見て感動した感想をジャンゴで語っていたなぁと思い出しました。
いつもジャンゴ・バンゴ・デラックスを書き起こしてくれているヒロトファンの方がいて、そこで読ませてもらったことがあるんだけど、そのヒロトの言葉も素晴らしくて。
そのファンの方が、ヒロトの話し方に忠実に丁寧に起こしてくれているので、とてもヒロトが喋っているのをイメージしやすいです。リンク貼らせてください。

【ジャンゴ・バンゴ・デラックス】12/9/15…ヒロト選曲:さいたまんぞう「埼玉オリンピック音頭」 - suicide bambi

 

2012.9.15の放送
一部抜粋

「え~と、僕…の背中にはね、あの~翼とかね、羽とかそういうのがね、ついてないんですよ。だから僕はね、飛べないんです。うん。でね、え~もしかして、その~もしももしも、世界中の、ほとんどの人の背中に、翼が、生えていてね。みんながこう、自由に空を飛んでいるのを、見たら、ん~と僕は、死ぬまで、自分の、ことを…なんていうんだろう。ああ、僕には翼がなくて、なんて僕は、運が悪いんだろう。飛べない自分を、死ぬまでずっと、嘆き悲しみながら、ふさぎ込んで暮らすだろうか。と思ったんです。僕には、羽が足りない。ってずっと思い続けなければいけないんだろうか。うん。

例えばね、僕は、右手と左手を合わせて、え~と2本の腕を、くっつけて、生まれてきて。で、幸いなことにほんとに幸いなことに、両方共が、ん~とわりと自分の、自由に動くんです。はい。でね、だけど、例えば世界中の、ほとんどの人が、右と左に、5本ずつの腕をくっつけて。合計10本の腕を、凄く自由に操っていて、それがみんなみんなそうなんだよ。そしたら僕は、腕が2本しかない。僕は足りない。ってずっと思い続けて、悲しんで暮らすんだろうか。うん。

自分に与えられた条件が、ほんとに、え~と、ん…厳しすぎて、耐えられないだろうか。そんなことを考えました。でね、え~そうじゃなくて、自分の、持っているもの、与えられたもの、置かれた条件、それが非常に、他人から見たら、凄く過酷なものに、思えるような条件。うん。それを、しっかり受け止めて、嘆き、悲しむことがあったかもしれないけども。ちゃんと受け止めて、そこから先にどんどんどんどん、なんか進んでいく、人たちをね、なんかこう…ん~リアルにね、うん。

まあ、まあそんな感じです。あんまりね、これ以上言うとね、僕はお話しがへた…くそで、どうも、誤解を、生むかもしれないし。え~それから、えっと傷つけなくていい人を傷つけてしまうかもしれないから、もうおしゃべりは、やめときます。でもね、しゃべり…何となく、おしゃべりしたくなったっていう気持ちだけ、え~と伝わればいいかな、と思いました。うん。」

ヒロトのこういう前向きな例え方って本当に好き。温かい人柄がでてるよね。そして本当に、大変なことを受け止め、乗り越えて、前に前に進んで行くパラリンピアン達の姿は物凄い力というか、元気を与えてくれるなぁって思う今日この頃です。

ただちょっと苦言を呈するならば。。
民放さん、オリンピックと同じようにパラリンピックもちゃんと放映したらどうですか?特に愛は地球を救うとかやってる局は、こういう時こそちゃんと放映すべきなんじゃないかなぁと思うんだけど。オリンピックとの対比があまりに露骨すぎるよ。