平和よ永遠なれ

今日は終戦記念日です。
ふとテレビをつけたら『ラストメッセージ』という特攻兵の方のドキュメンタリー番組が放送されていて、心動かされるものがありました。
終盤しか見られなかったのですが、佐々木友次さんからの病床からのメッセージ。

「いや戦地に行ったらね それは国の為とか
死ねとか言われて 上手に考えるけど
そんなもんでない 悲惨なものですよもう
自分というものが無くなってしまうんだからね
それはもう自分が無くなってしまったら
無になってしまう
そして何も考えなくなってしまうから
死にやすいんですよ」

そういう精神状態に追い込まれてしまうっていうのが怖いなって思うのと、今ある平和に本当に感謝だなってしみじみ感じました。
あと、個々の勝手さが露わになって殺伐としてきた今の時代、戦争に向かわないようにちゃんと想像力を持って生きていきたいなと思いました。

墓碑の横に添えられた佐々木さんの言葉
「哀調の切々たる望郷の念と
片道切符を携え散っていった
特攻と云う名の戦友たち
帰還兵である私は今日まで
命の尊さを噛みしめ
亡き精霊と共に悲惨なまでの戦争を語りつぐ
平和よ永遠なれ

鉾田地区軍教導飛行団特別攻撃隊
佐々木 友次」

エンディングでは戦死された方々の写真と名前が次々に映されていて、若くして亡くなっていった方々の思いをおもんぱかると、胸にぐっとくるものがあった。何年経っても決して忘れてはいけないことですね。
先日見た映画『太陽の子』のことも書こうと思っていたけど、長くなりそうなのでまた次の機会に。