そらしんどい。そら苦しい。けどな、その先に見えてくる何かあるはずや。

ドラマ『ちりとてちん』から、草若師匠の言葉

なかなかブログアップ出来てない日々ですが、平成から令和に改元される時だから、記念にってわけでもないけど書いてみました。
年末年始みたいに、あと何時間!あと何分!っていうようなカウントダウン的な雰囲気は、どこかせっつかれているようで慌ただしくもあり、あまり好きではないんだけどな。。

見出しの言葉は、ドラマ第65回のもの。
B子こと喜代美が、思いを寄せている草々兄さんをA子に取られて嫉妬している気持ちや、昔からA子に対して劣等感を抱いていたというドロドロした思いを、草若師匠にぶつけて、私みたいな嫌なヤツ、破門にしてください、って泣きじゃくるシーンでの師匠の言葉。

「あんたの心の中は、ドロドロした真っ赤な嫌ぁーな気持ちでいっぱいや。
けどな、それも修行や。どうしようもない思いを抱きながら、嫌な自分、醜い自分、まっすぐ見つめて。
そらしんどい。そら苦しい。けどな、その先に見えてくる何かあるはずや。
そうやって、人の気持ちが段々わかるようになる。優しい気持ちが持てるようになる。それがあんたの落語をもっともっと楽しいものにしてくれるはずや」

「落語」っていう部分を「人生」に置き換えても素敵な言葉になると思う。
このドラマ、名シーン、名言がいっぱいあるんですよねぇ。またアップしたいと思います。