ちりとてちん

ブログのタイトル「塵とて珍」は、読んだら分かると思うけど「ちりとてちん」からいただきました。

ドラマ「ちりとてちん」が大好きで、亡くなった親の癌が発覚した時期とも

重なってとても心に残るドラマだったんだよね。

草若師匠のお葬式で宝くじの番号を確認するシーンとか、めっちゃ好きだったなぁ。

悲しい時でも笑いにしてしまう藤本さんの脚本素晴らしくってね。

名言もいっぱい生まれているんだけど、その中のお気に入りの一つ、

おじいちゃんの言葉。

 

「人間も箸(塗り箸)と同じや 磨いで出てくるのは、この塗り重ねたものだけや。一生懸命生きてさえおったら 悩んだことも、落ち込んだことも、

きれいな模様になって出てくる  おまえのなりたいものになれる」

 

脚本家の藤本有紀さん、四草こと加藤虎ノ介君にドラマと同じような言葉を贈ってるんだよね。

「ずっと見てきた虎ノ介君が、これまで地道に塗り重ねてきたことが
綺麗な模様になって出てくる瞬間を間近で見ることができ本当に嬉しく思っています。」

役者として日の当たらない頃からずっと頑張ってる虎ノ介君を見ていて、その虎ノ介君にようやくスポットライトが当たって、嬉しかったんだろうなぁ。

事務所の力とかそういうのじゃなく、這い上がってきた感じがあるので余計にジーンとくる。

 

テレビは大好きなんだけど、製作者の目を通したスポットライトしか当たらないから。舞台とか、ライブとかスポーツ観戦とか、現場で生で見るときは人それぞれスポットライトの当て方が違うじゃない。自分の好きな人や場所にスポットライトを当ててみることが出来るっていうね。

これらかもずっとライブで見て、私が、自分の好きな人にスポットライトを浴びせたいな。