粛々とやっていれば必ず道が拓かれる

by 大圃研先生(NTT東日本関東病院消化器内科内視鏡部)

先日、『スッキリ』で大圃先生が、内視鏡ESDのスーパードクターとして特集されていました。
数年前にもサタプラで紹介されてて、すごくいい先生だなぁと思った記憶があったんだけど、やっぱり今回も好印象でした。
できるだけ多くの患者を救うために、1日に7件も手術を担当し、さらに後輩に技術を伝授するために他院へ出向いたり、海外に招かれて技術指導にあたったり。
自分一人だけスーパードクターだぞ、凄いだろ!っていうんじゃなところがまた素晴らしいんですよね。

「出来る人を増やすことは、悪いことじゃないと思うし。
例えば僕が20年かかって今があります。で、次の人達も同じように20年かけて今の僕と同じになったとしたら、医学は進歩しないでしょ。
僕が20年かかったことは、次の人は5年で出来るようになるべきで。そこで15年分の貯金ができたら、その15年で次のことをやってくれなきゃいけない」

いやぁ、言うことカッコ良すぎだけど、納得させるだけのことをやっているから全然嫌味に感じさせないです。

ドクターズ インタヴュー(大圃研先生) - ベストケア東京

「今は教える側になった訳ですが、僕は自分が要領のいい切れ者だと思ってないんです。だから僕はズルをせずに地道に粛々と頑張る人を可愛がっています。自分がそういう風だったから信用が出来るし、将来ものになると思って一生懸命教えます。そういう人は大体どんくさいから(笑)よく怒るんですけど、僕の評価基準ではすごく高いですし、そうやって粛々とやっていれば必ず道が拓かれると思っています。」
こういう真摯な姿勢をもった医師がたくさんいてくれる日本であって欲しいなぁ。
ちなみに数年前のサタプラの時は、名医の健康法みたいな感じで紹介されていて、5本指シューズを履く、階段を使う、水泳をする、歯磨きをするでした。
育成指導の際、自分が患者役で実験台となって内視鏡を入れさせてあげているのを見た時は、この先生は見せかけだけじゃなく本物だなって思いました。