星と降ればそれは それはおれさ 流れ弾

ザ・クロマニヨンズ『流れ弾』より

これは私の勝手な解釈なんだけど、この曲はきっとロックンロールのことを歌った曲なんじゃないかなって思う。
以前ヒロトが『KAMINOGE』という書籍の中で語っていた言葉とリンクするんだよね。

『イライラを解消するために、行動しないでくれ、「むしゃくしゃするから殴った」とか、傷つけちゃうとか自分が死んじゃうとか、そのイライラをガマンしろと。そこにロックンロールが降ってくる。いや、そこにしか降りてこない。溜まりに溜まったところに降りてくるから、待ってろ。そんで、チョロチョロ出さないで、大事なときに(溜まったマグマ=イライラを)噴火させればいい。で、ボクはロックンロールに出会って、ステージで噴火させるんです』(本文の一部を略してる部分あります)

イライラ、むしゃくしゃから発せられるドロドロした感情は、俺(ロックンロール)が全部もらうから、その手を汚すなよ 絶対汚すなよ
悔しい涙や、心にナイフを持った黒い感情も、さらりとかっさらって行くのが俺の仕事だぜ、 ロックンロールの矢が突き刺さるぜ 

って歌っているのかな?って。あくまでも個人的な感想ですので。。
ヒロトもよく言ってるしね、聞き手が自由に解釈してくれたらいいんだよ、って。「その手汚すなよ」ってところ、ヒロトの優しさがにじみ出ているような気がして胸が熱くなります。

それにしても、ヒロトは年齢を重ねるごとに詩人になっていってるように思えるね。ブルーハーツの頃はもっとストレートに表現していたと思うけど、段々、やんわりと匂わせるような表現に変わっていってるのかな?と。
実際どう思ってそれぞれの歌を作ったのか、教えて欲しいなと思うことも度々ですが、それはきっと叶わないんだろうな。
早く『流れ弾』をライブで聞きたいです!!